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広角レンズの使い方

 広角レンズの第一の特徴は広い範囲を撮ることができるということです。広い範囲を写すということは、その写真の中にあるすべてのものが小さく写るということです。ですから人を撮る場合などはともすると人が豆粒のようになってしまいがちなので、広角レンズで記念写真などを撮るときは気持ち被写体に近づくようにするといいでしょう。広角レンズで手前の被写体に十分に近づいて撮影すると面白い効果を得る事ができます。大きな被写体と広い背景が組み合わさって遠近感のある写真になるのです。

遠近感を強調する効果を利用した写真


 歪みが強いので人物撮影などは難しくなりますが、うまくその特性を利用すればこの歪みと遠近感を逆に利用して印象強い写真を撮ることもできます。

望遠レンズで撮られた一般的なポートレイト
広角レンズでよりインパクトのある写真になりました

 下は同じ場所で人の大きさが同じになるように広角レンズと望遠レンズで撮影したものです。広角レンズで撮られた写真は背景の山並みが広く写っています。望遠で撮られた写真は、背景に山並みのごく一部だけが切り取られて見えています。この広角レンズの例では人を大きく写すために被写体に近い場所から撮影しています。


広角レンズ(35mm)で撮影

望遠レンズ(150mm相当)で撮影

 もうひとつの広角レンズの特性として、被写界深度(フォーカス(ピント)の合う範囲の奥行き)が深いということがあります。特にマニュアル撮影できるカメラなどで絞りの値を大きく(f16やf22など)に設定すれば、手前から遠くまでフォーカス(ピント)の合った写真を撮ることができます。コンパクトカメラなどでも風景モード()に設定すれば同じ効果を期待できます。

 広角レンズでは、背景が広くしかもフォーカス(ピント)が深い範囲に合って写るために、その場所や、状況など多くの情報を一枚の写真に詰め込むことができます。逆に言えば必要のないものまで沢山写真の中に入ってくるので気をつけないと煩雑な背景にまぎれて肝心な被写体の印象が薄い写真になってしまいがちです。広角レンズを使って撮影する場合は特に背景に注意を払いましょう。

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