|
|
 |
 |
構図を学ぶ上でまず一番最初に覚えておきたいものが、この三分割法です。縦横それぞれ1/3の線上に背景線を置くか、この線の交点上に被写体を置くと構図としてバランスがよくなります。一般的に広く使われているフィルムは一般に35mmと呼ばれるフォーマットで、縦横の長さはそれぞれ24mm、36mmで、縦横比は2:3となります。これは人間が感覚的に最も美しいと感じると言われる黄金分割比(1:1.62)に近いもので、この長方形をさらに黄金分割比で分けると、その中にさらに黄金分割比で構成される長方形ができます。それが縦横1/3のところに引いた線なのです。 |


 |
ある光景に出会ってから撮りたい構図にたどりつくまでの一例を紹介しましょう。
下の写真は、まずぱっと見て目を引かれた船を真ん中に置いて撮影したものです。 |


 |
下の写真を撮るために船に近づいて、さらにズームインして関係のないものを画面から排除しました。船を1/3ルールに従って右下に配置して、進行方向に暗い雲と水平線を見せることにより、これから始まる航海を予感させるようなストーリー性を写真に与えました。絞り込んでアンダーぎみに撮影することで、水面と船体に反射する光をとらえるとともに、真上に広がる青空と暗い雲のコントラストも強調しました。 |


 |
構図の基本とは言えこの三分割法に限らず、構図や露出など写真に関するルールはあくまでも基本であって、絶対にこれが正しいというものではありません。被写体を中心にとらえたすばらしい写真もあります。構図は撮影者の意図によって決められるべきで、これらの基本はあくまでも自分が構図に迷ったときや初めて構図を考えながら写真を撮るときの参考とすると良いでしょう。 |

 |
どこに何を置けばよいか迷う広い風景は
1/3ルールで試してみよう |
|

 |
自分が撮った写真でも人が撮ったものでも、気に入った写真を見つけたら、なぜ気に入ったのかよく観察してみましょう。もしかするとこのルールにあてはまる構図を用いているからかも知れません。 |
|