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絞りを調整することによって、撮影者はフォーカスの合う範囲(奥行き)を変えることができます。これにより、背景から非写体だけを浮かび上がらせて強調したり、深い奥行きすべてにフォーカスが合っているように見せることもできます。このフォーカスの合う範囲のことを被写界深度と言います。被写界深度は、絞りを絞る(絞り値を大きくする)と深くなり、手前から奥までフォーカスが合うようになり、絞りを開ける(絞り値を小さくする)と浅くなり、奥行きのある風景のごく一部にだけフォーカスが合うようになります。
下は、絞り値を変えることによって被写界深度がどのように変化するかを示したものです。
写真1は、絞り値f16で撮影したので、手前から奥まであれこれ見えて雑多な感じがします。そこで写真2のように、f4まで絞りを開けると手前や奥がかなりぼやけて、文字のプリントしてある紙の中央付近だけにフォーカスが合います。そして絞りをf1.4まで開いて撮影した写真3では、プリントの中央一行だけにフォーカスが合っています。 |

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f16にて撮影 |
写真1

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f4にて撮影 |
写真2

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f1.4にて撮影 |
写真3

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このように、絞りを絞って深い被写界深度を利用して奥行きの深い風景を隅から隅までハッキリと見せ、逆に絞りを開いて浅い被写界深度を利用して被写体が背景から浮かび上がるように見せることができます。 |

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深い被写界深度を利用した奥行きのある写真
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カメラの自動露出のふたつ目の方法は、撮影者が絞り値を決め、それに応じてカメラがシャッタースピードを決める絞り優先AE((CANONでは)Avモード)です。
絞り優先AEでは、撮影者ははじめに、撮影意図に合う絞り値を決定します(ここではf8を選びました)。そしてカメラが自動的にシャッタースピードを決定します(ここでは1/500となりました)。ここで撮影者が露出補正を行うと、カメラが決めたシャッタースピードに対して撮影者が変更を加えることになります。「露出補正」のページで、より光が多くなる補正をプラス補正、少なくなる補正をマイナス補正と説明しましたので、ここではシャッタースピードを遅くすることがプラス補正、シャッタースピードを速くすることがマイナス補正となります。 |

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f8、1/500が適正露出のある風景の撮影時に絞り優先(Av)モードにてf8に設定

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