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シャッタースピード

 シャッタースピードを調整することにより、撮影者は動きのあるものを写真上で静止、または意図的にぶらして動きを表現することができます。下の写真は、三脚に固定したカメラの前を自転車が通り過ぎるのを異なるシャッタースピードで撮影したものです。1/500ではほぼ完全に静止していますが、1/250では、タイヤの外周などがぶれ始めます。1/125では自転車に乗る人も完全にぶれてしまい、1/60、1/30、1/15と、シャッタースピードが遅くなるに連れぶれも大きくなって行きます。自転車を止めて写すことを目的とするならば、1/500が最低限必要なシャッタースピードとなります。

1/500 1/250 1/125
1/60 1/30 1/15

 今度は、同じシャッタースピードの設定で通り過ぎる自転車にカメラを向け続けながら
撮影しました。このテクニックを流し撮りと言います。この方法では自転車に代わって背景が流れるように写ります。1/500、1/250ではまだぶれが小さく、流し撮りの効果はあまり出ていません。1/125でようやく背景が流れ始めました。1/60ではかなりダイナミックに背景が流れ始めます。1/30以下になると自転車をこぐ人の上下動など、よけいなぶれもかなり目立ち始めます。

1/500 1/250 1/125
1/60 1/30 1/15

 流し撮りの効果は使うレンズの焦点距離によっても変わるのであらかじめ実験してどのくらいのシャッタースピードを使えば自分の求める効果が得られるかを確かめておくと良いでしょう。


 下は動きのある被写体をシャッタースピードを調整することによってどのように表現できるのかを示したものです。シャッタ−スピードの変化によって変わる水流の表情に着目しましょう。

1 1/10 1/60
1/125 1/500

 正解はありません。撮影者の意図するところを表現できればその写真は成功と言えるでしょう。

シャッタースピードを変えることによってこれだけ違った印象の写真になります

シャッタースピード優先モードにおける露出補正

 カメラの自動露出にはふたつの方法があります。そのひとつは、撮影者がまずシャッタースピードを決め、それに応じてカメラが絞りを決めるシャッタースピード優先AE((CANONでは)Tvモード)です。

 シャッタースピード優先AEでは、撮影者はまず撮影意図に合うシャッタースピードを決定します(ここでは1/500を選びました)。そしてカメラが自動的に絞り値を決めます(ここではf8となりました)。ここで撮影者が露出補正を行うと、カメラが決めた絞り値に対して撮影者が変更を加えることになります。「露出補正」のページで、より光が多くなる方向の補正をプラス補正、少なくなる方向の補正をマイナス補正と説明しましたので、ここでは絞りを開ける(絞り値を小さくする)ことがプラス補正、絞りを絞る(絞り値を大きくする)ことがマイナス補正となります。

シャッタースピード優先(Tv)モードにて 1/500に設定

シャッタースピード優先モードにおける露出補正
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