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カメラのレンズはその焦点距離によって大まかに広角、標準、望遠の三つに分けることができます。(35mmフォーマットでは)50mm前後を標準レンズと呼び、それよりも数字の小さい側を広角レンズ、大きい側を望遠レンズと呼びます。
被写体により、状況により、そして表現したいイメージにより異なる焦点距離を選ぶことになりますが、ズームレンズではレンズ交換をせずに気軽に焦点距離を変えることが可能です。下は16mmから600mmまでの間で焦点距離によって写真に写る景色がどのように変わるのかを示したものです。 |

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| 16mm |
24mm |
35mm |
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| 50mm |
70mm |
105mm |
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| 200mm |
400mm |
600mm |
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広角側の16mmでは約107°という広い画角(写真に写る範囲の角度)で写真を撮ることになるので、遠くのものはごくごく小さく写り、遠近感のある写真になります。これに対し、600mmでは4°というごく狭い範囲を同じサイズのフィルム(センサー)上に切り取ることになるので、遠くのものがまるで目の前にあるように写ります。
20mm以下の広角は超広角、400mm以上の望遠は超望遠と呼ばれ、それぞれの焦点距離が持つ特徴が顕著になるので、それを利用して独創的な写真を撮ることができます。 |
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下は人物の大きさが同じになるように徐々に下がりながら広角→望遠へと撮影レンズを変えたものです。広角レンズ(28mm)で近寄って撮影した写真は、特有の遠近感によってレンズに近い鼻が大きく、少し遠い髪の毛や顔の輪郭が小さく写るため、このように顔が歪んでしまいます。標準と呼ばれる50mmでも、ここまで近寄って撮影する場合はまだ歪みが残ってしまうことが分かります。望遠の200mmでは歪みのない写真になりました。 |


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| 上の例で、歪み以外に着目する点としては、広角レンズでは背景が比較的シャープに、かつ広い範囲で写り込んでいるのに対し、望遠レンズでは背景は強くぼけていて、しかもごく狭い範囲しか写っていないので、人物だけが浮かび上がるような写真になっていることです。このことからズームレンズを搭載したカメラなどで人を撮るときには望遠側を使うと歪みの少ない、そして背景のうるさくない写真を撮ることができることが分かります。 |
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