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フレアで白っぽい画像をクッキリとさせる

 屋外写真でよくありがちなのが、フ レアが生じた白っぽい写真です。強い光源があると、まれにコントラストが低下したぼやけた画像になってしまいます。
 この写真は太陽の日差しが強かったため、画像全体にフレアが生じ、白っぽくなってしまいました。 日差しの明るい雰囲気が伝わってはきますが、度が過ぎると、露出オーバーで白く飛び気味になり、見えにくいものになってしまいます。画像全体をクッキリと 引き締めて、また人物の顔を引き立たせるようにしていきます。



 [トーンカーブ]で画像全体の階調を整えて いきます。はじめにトーンを落として暗くしますが、
画面上に潰れが生じないようにするため、ヒストグラムも参考にしながら行います。好みで人物の背景部分のトーンを落として、人物が引き立つようにします。 髪の毛部分などの質感を上げるために、[アンシャープマスク]をかけて仕上げます。アンシャープ効果が掛からない方が良い部分(滑らかな肌など)は、後か ら[消しゴムツール]で外す作業を行います。


1.「トーンカーブ」を選択します


メニューバーから、[レイヤー]→ [新規調整レイヤー]→[トーンカーブ]を 選択します。[新規レイヤーウインド]が表示されたら、 「OK」をクリック。


2RGBチャンネルで明暗を整えます


[トーンカーブ]のグラフが画面に出ている状態で、画面をクリックすると、そこに対応するポイントが[トーンカーブ] 上に表示されます。 それを目安にして、[トーンカーブ]を調整します。また、[Ctrl]キーを押しながらクリックすると[トーンカーブ]上に自動的にポイントが作成されま す。ここでは、画像全体のトーンを落としますが、顔の明るい部分を中心に調整します。注意する点は髪の毛の黒い部分が、潰れないようにすることです。

全体的な階調の傾向を見るため、ヒストグラムパレットを参考にします。 ヒストグラムは、メニューバーから、 [ウインドウ]→[ヒストグラム] を選択すると表示されます。

ヒストグラムの左側の山の裾野が切れているので白飛びが生じていることがわかります。
均一に階調を広げるため、
トーンカーブ上の下部をスライドさせます。これはヒストグラム上の山の裾野を詰めるのと同じ効果が得られます。
慣れてくれば、ヒストグラムを見なくても、わかるようになってきます。


 

3背景部分の選択範囲を作成します


さらに背景部分のみに[トーンカーブ] をかけるため、 背景部分の選択範囲を作成します。

まず[自動選択ツール]で、背景部分をクリックして、選択範囲を作成します。ここでは許容量を[22]にします。[Shiftキー]を押しながら、クリッ クすると、選択範囲が追加されます。クリックを重ねて、均一に選択範囲を作成します。



選択範囲の細部をチェックしていきます。 [画像描画モードで編集]から[クイックマスクモードで編集]にすると、非選択範囲がカラーで表示されます。



一見、きちんと作成で きているようでも、拡大してみるとその境界が汚いことがわかります。

[ブラシツール]、[消しゴムツール]を使い分けて、境界線を調整していきます。濃度やブラシの形を画像の状況に合わ せて設定します。ここでは、不透明度[80%]、襟足がぼける[ソフト円ブラシ45pixel]を使用します。




4[トーンカーブ]を選択します


作成した選択範囲を表示したまま、メ ニューバーから、 [レイヤー]→[新規調整レイヤー]→[トーンカーブ]を 選択します。[新規レイヤーウインド]が表示されたら、 [OK]をクリックします。


4[トーンカーブ]を選択します


背景の明るい部分をクリックして、トー ンカーブ上にポイントを表示させます。 そのポイントを目安にして下げます。

背景のトーンを落とすことで、人物の明るさが、より際だつようになります。


6[アンシャープマスク]の下準備をします


アンシャープをかける前に、[背景レイ ヤー]を複製します。これは[アンシャープマスク]が[調整レイヤー]を作成できないため、失敗した時に再編集できなくなるからです。

[背景レイヤー]をドラックして、レイヤーパレットの下部の[新規レイヤー作成ボタン]にドロップします。


7[アンシャープマスク]の数値を設定します


複製したレイヤー「背景のコピー」に [アンシャープマスク]をかけます。

メニューバーから、[フィルタ]→[シャープ]→[アンシャープマスク]を選択し、各数値を設定していきます。シャープ効果は、隣接するピクセルのコント ラスト差を上げることで表現されます。

実際の画面を見て確認しながら行ってください。ここでは、
量を:「186」
半径を:「2.0」
しきい値:「4」に設定します。


8[アンシャープマスク]の不要部分を消去します


アンシャープをかけることによって、髪 の毛や目などの質感が上がり、リアルな表現になりますが、 マイナスの効果を生む部分もあります。 たとえば、肌の部分などは滑らかさが失われてしまいます。そういった所は、先程かけたアンシャープ効果を適当な濃度で設定した[消しゴムツール]で消して いきます。

ツールボックスから、[消しゴムツール]を選択します。 ここでは[ソフト円ブラシ200pixel]不透明度を[30%]に設定します。



[アンシャープマスク]をかけたレイヤーを選択した状態にして、消したい部分を[消しゴムツール]でドラッグします。

わかりやすくするために、下のレイヤー表示を非表示にします。



下のレイヤーを表示にすると 下の[アンシャープマスク]がかかっていない背景と重なります。




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